関西の無料キャンプ場を探す前に
関西で公式に「使用料 無料」と確認できたのは1か所だけでした。無料として広まっている施設が有料に変わっている例と、1,000円以下の数字が改定前のものになっている例を、自治体と公園の公式ページから確かめます。
公式に「無料」と確認できたのは、いまのところ1か所だけ
「無料キャンプ場 関西」で名前の挙がる施設を、自治体や管理者の公式ページで1件ずつ確かめていくと、使用料が無料だと公式に書かれている場所はほとんど残りません。2026年8月11日の時点で確かめられたのは、兵庫県西脇市の奥山キャンプ場です。
西脇市の案内では使用料が「無料」、テントサイトは7サイト、通年利用可です。ただし設備は簡易トイレのみで、「水道がありません。各自で水の用意をお願いします。」と明記されています。管理人も不在です。直火での焚火と花火は禁止、「ごみや炭・灰は必ずお持ち帰りください。」とされ、ペットの入場と駐車場での車中泊もできません。
ヌルキャンが掲載している関西の施設のうち、無料の印が付いているのは兵庫県と京都府だけです。大阪府・奈良県・和歌山県・滋賀県には1件もありません。関西で無料を前提に計画を立てると、まず候補が見つかりません。
無料で泊まれても、思い立って行くことはできない
奥山キャンプ場は申込が必要です。手順は、まず電話で空き状況を確認して仮予約を取り、そのうえで使用申請書を送ります。西脇市は「仮予約なしでキャンプ場施設使用申請書(以下申請書)の提出・送付があった場合は無効とします。」と書いています。申請書だけ送っても受け付けられません。
受付は3ヵ月前から始まり、申請書は「利用日の1週間前までに送付をお願いします。」とされています。受付時間は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで、送付先は西脇市青少年センターです。連続して7日を超える予約はできません。
つまり、金曜の夜に思い立って土曜に行く、という使い方はできません。予約不要のキャンプ場を探しているなら、関西の無料施設はその条件を満たさないと考えたほうが早いです。
「無料」という情報は、有料になったあとも残り続ける
兵庫県猪名川町の大野アルプスランドは、長く無料のキャンプ場として紹介されてきた場所です。町の公式サイトには「【重要】令和7年4月1日~ 大野アルプスランド利用料金等の改定」というお知らせが出ており、「令和7年4月1日利用分~」から有料になっています。
区画料は町内が日帰り500円・宿泊1,000円、町外が日帰り1,000円・宿泊2,000円です。これに1人当たりの加算額が乗り、町内は一般600円・中学生以下400円、町外は一般1,200円・中学生以下800円。「中学生以下の内、就学前の人は無料」とされています。町外から大人1人が1泊すると、区画料2,000円に加算額1,200円で3,200円になります。
阪神北地域(伊丹市、宝塚市、川西市、三田市)に住んでいる人は町内料金と同額です。予約は「利用日の属する月の2月前の初日から利用日の前日まで」受け付けています。なお、この記事を公開した時点では、ヌルキャンの掲載もこの改定に追いついておらず無料のままでした。2026年8月12日に公式ページを読み直し、掲載を有料(町外・大人1人1泊で3,200円)へ訂正済みです。
1,000円以下として出回っている数字も、たいてい改定前のもの
大阪府民の森ちはや園地の金剛山キャンプ場は、持ち込みテントサイトが1,000円という数字で紹介されることの多い場所です。公式サイトの現在の表示は「持ち込みテントサイト(1区画・ウッドデッキ式)¥2,000」で、あわせて「2026年7月1日より料金を改定させていただくこととなりました」と書かれています。
同じページには「ただいま大阪府によるちはや園地キャンプ場のリニューアル工事実施中です。グランドサイトのご利用が出来なくなるため、ご利用可能なサイトはキャンプ場Cサイト(デッキサイト)4サイトのみとなります。」ともあります。変わったのは料金だけでなく、そもそも取れる区画の数です。予約は電話で、「全ての施設(炊事棟を含む)は予約制です。」とされています。
大阪市内の花博記念公園鶴見緑地では、バーベキュー場が大人で火曜から金曜900円、土日祝とお盆(8/10〜8/14)1,100円、小学生が450円と550円です。1,000円以下という数字が公式で確かめられるのはこのバーベキュー場のほうで、同じページにキャンプ場の料金は書かれていません。同じ公園の緑のせせらぎ東側バーベキュー広場は、火曜から金曜9,900円・土日祝とお盆11,000円(いずれもテント1基、最大12名)です。
安い施設ほど、申込の条件が細かい
神戸市立洞川教育キャンプ場は、予約を「利用する2週間前までにご予約ください」、申請書を「利用する1週間前までに利用申請書を提出してください」としています。関西の無料・格安施設の多くは、青少年施設か公園施設として運営されていて、申込の窓口と締切がその運用に沿っています。
予約開始日も利用者によって違います。「神戸市内の学校関係と青少年団体・・・利用日の3ケ月前の1日から」「神戸市外の学校関係と青少年団体・・・利用日の2ケ月前の1日から」「その他のグループ・個人等・・・・・・利用日の1ケ月前の1日から」と決められており、個人は一番遅い枠です。人気の日程は、先に開く枠で埋まります。
鶴見緑地のキャンプ場も「Webでの事前予約制」で、「ご利用日の1か月前、同日13:00より先着順で受付」です。利用時間もデイタイム10:30〜17:00(受付終了時間13:00)とナイトタイム17:30〜翌日9:30に分かれており、いわゆる前日から翌日昼までの連泊とは形が違います。
関西で調べるときは、この3つを見る
1つめは、施設名だけで検索しないことです。施設名と市町村名を並べて自治体のサイトを開いてください。関西の無料・格安施設は、市の教育委員会や公園の指定管理者が出しているページが正本で、まとめ記事はその写しです。写した時点の数字がそのまま残ります。
2つめは、「お知らせ」を見ることです。料金の改定は、施設の紹介ページ本体ではなく告知の側に出ることがあります。大野アルプスランドもちはや園地も、金額が変わったことは告知の形で書かれていました。施設ページに古い金額が残っていても不思議ではありません。
3つめは、金額に町内と町外、市内と市外の区分がないかを確認することです。大野アルプスランドのように、同じ1泊が住んでいる場所で倍以上変わります。ヌルキャンでも無料キャンプ場と無料・格安キャンプ場の一覧に公式リンクと最終確認日を付けていますが、掲載と公式が食い違っていたら公式のほうが正です。
出典
料金・開設期間・予約の要否は変わります。ここに書いた内容は、次の各ページに掲載されていた記述を確認日時点で写したものです。
- 西脇市 公式サイト 奥山キャンプ場2026-08-11 確認
- 猪名川町 公式サイト 【重要】令和7年4月1日~ 大野アルプスランド利用料金等の改定2026-08-11 確認
- 大阪府民の森 ちはや園地 キャンプ&BBQ2026-08-11 確認
- 花博記念公園鶴見緑地 バーベキュー場・キャンプ場2026-08-11 確認
- 神戸市立 洞川教育キャンプ場2026-08-11 確認
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キャンピングカーで無料キャンプ場を巡るなら
車中泊・キャンピングカー対応が確認済みのキャンプ場を掲載しています。利用前に各施設の公式情報をご確認ください。
車中泊対応キャンプ場を見る掲載情報は更新時点の内容です。無料利用の可否、予約要否、車中泊可否、焚き火ルールなどは変更される場合があります。利用前に必ず公式サイト・自治体情報・現地掲示をご確認ください。